海外で人気のインスタグラマーTOP10|海外のSNS事情を解説

 

Instagram(インスタグラム)で活躍するインフルエンサーのことを、今日では「インスタグラマー」と称するのが一般的になっています。

国内外を問わず活躍しているインスタグラマーですが、やはりアメリカをはじめとする、海外で活動するインスタグラマーは、日本よりもはるかに多くのフォロワーを抱えています。

今回は、海外で人気のインスタグラマーについてや、日本と海外でどのようなインフルエンサーの違いがあるのかについて、ご紹介します。

インスタグラムの海外市場について

 

まずは、インスタグラムが世界的にどれくらいのマーケットに成長しているかについて見ていきましょう。

インスタグラムの規模の大きさについては様々なデータが上がっていて、例えば1ヶ月あたりのアクティブユーザーは、なんと10億人にまで成長しています。

参考:Hootsuite “44 Instagram Stats That Matter to Marketers in 2021”
https://blog.hootsuite.com/instagram-statistics/

また、ユーザーの88%はアメリカ人が占めており、インスタグラムがグローバルなSNSであるとは言え、事実上はアメリカ人が好んで使っていると同時に、アメリカ向けのメディアとして効果的に機能することがわかります。

また、インスタグラムにはショッピング機能が付与されているのですが、月間あたりのユーザーによる商品タップ回数は、1億3千万回にものぼるということです。

単純計算でも10人に1人以上はショッピングに意欲的と捉えることができ、ECの最前線としても活躍が期待できます。

そして、外部サイトへのリンク遷移についても、50%のユーザーが何らかの商品購入のためにリンク先へ移動しているということで、やはり販売促進のためのツールとして、インスタグラムは重要な意味を持っていることがわかります。

このように、間接的な集客効果に留まらず、今やインスタグラムは重要なマーケティングメディアとして機能しています。

直接的に、企業の販売促進活動につながっているツールであると言えるでしょう。

海外と日本のインスタグラム市場で異なる点

 

ここで、海外と日本のインスタグラム活用において、どのような違いがあるのかについてポイントを確認しておきましょう。

英語を用いたグローバル市場であること

まず大きな違いと言えるのが、日本は日本語での発信が不可欠であるのに対し、海外では英語さえ扱えればグローバル市場へダイレクトにアクセスができる、というポイントです。

上述の通り、インスタグラムはグローバルに開かれたツールですが、そのユーザー層を紐解いてみると、およそ8割はアメリカ人という、英語圏の人間に最も利用されているツールであることがわかります。

そのため、インスタグラム上でも重視されるのがアメリカ人の趣味嗜好や、アメリカ人に通用する言語、つまり英語です。

日本向けのインスタグラマーの場合、日本語の使用が不可欠であることから、どうしても市場は日本に限定されてしまいます。

しかし、アメリカ人向けに英語で発信できるインスタグラマーの場合、グローバルスタンダードな言語を活用できるという事情も相まって、意図せずともその他の国へも発信が可能となります。

また、ヨーロッパのように英語が第二言語として定着しているような国々でも、英語で発信をすれば、自国のマーケット開拓とともに、アメリカや、その他の国へも発信が行えます。

日本では欧米ほど英語という言語が普及していないため、日本と海外の両方をターゲットにするためには、英語と日本語の両方で発信するという、二度手間になってしまうのです。

非常に多様なインスタグラマーが存在すること

日本よりもはるかに大きなマーケットを有している海外市場では、インスタグラマーの数や豊富さについてもスケールが違います。

インスタグラマーの正確な数については不明ですが、インスタグラムの知名度と、インスタグラマーというポジションが世間に定着していく中、その数は増加の一途を辿っていることは想像に難くありません。

インスタグラマーとは言っても、その活動内容は非常に多様です。インスタグラマーが発信する人気のコンテンツとしては、アパレルやコスメ、旅行などが一般的ですが、それ以外のジャンル開拓も進んでいます。

食べ物やインテリア、ガーデニング、スポーツや音楽、ヘルスケアなど、ありとあらゆるコンテンツが網羅的に紹介されていますが、これらは別々のインスタグラマーが役割分担のように紹介しています。

日本でもインスタグラマーの多様化は少しずつ進んでおり、一口にファッションと言っても、プチプラやスニーカー、アクセサリーなど、細分化が進んでいます。

ただ、こう言った多様化のトレンドもグローバル市場から輸入されてきたものと考えられ、「日本ではまだやっていないから」という理由で持ち込まれていると見られます。

最先端のインスタグラマーのトレンドを追いかけるには、やはりグローバル市場に目を向けることが大切です。

海外で人気のインスタグラマーTop10

 

ここで、実際に海外で知名度の高いインスタグラマーについて見ていきましょう。

Alexis Ren

アメリカのインスタグラマーであるAlexis Ren(アレクシス・レン)は、アメリカを中心に活動しながら、他国でも人気のあるインスタグラマーです。

最近では日本企業のプロモーション活動にも精力的に参加していたこともあり、テレビなどで登場する機会も増えています。

フォロワーも2021年4月現在で1,400万人を超え、今後の活躍が期待される人物です。

URL:https://www.instagram.com/alexisren/?hl=ja

Kim Kardashian

こちらもアメリカのインスタグラマーですが、現在、フォロワーの数は2.1億人と、世界でもトップクラスの知名度を誇っている人物です。

元々リアリティ番組への出演や、セレブ間での交友関係が深く、アメリカではもはや知らない人はいないという人物だったのですが、近年は自身のブランドを立ち上げるなど実業家としての側面が強く、非常に積極的な活動を進めています。

インスタグラムをどう使えば良いのか、ということを知り尽くしている立ち振る舞いも垣間見えることから、その活用方法について非常に参考になる運用が特徴です。

URL:https://www.instagram.com/kimkardashian/

村上隆

日本人で海外向けの発信を行っている例としては、アーティストの村上隆が挙げられます。

元々アメリカを中心に、海外での作品評価も高かった人物ですが、現在は国内を拠点に活動しながら、国内外向けにインスタグラムを通じた発信を行っています。

フォロワーは232万人と、上述の人物に比べると劣るものの、それでも日本人としては非常に多くのフォロワーを獲得している点は重要です。

英語と日本語の両方で情報を発信し、グローバルな注目を集めています。

URL:https://www.instagram.com/takashipom/?hl=ja

Priyanka Chopra Jonas

インド発のインスタグラマーとして活躍するPriyanka Chopra Jonasは、モデル業などメディア露出もグローバルに行っており、6200万人を超えるフォロワーを有しています。

インド本国だけでなく、世界中から大いに注目を集めている、国際的な人物として活躍しています。

URL:https://www.instagram.com/priyankachopra/

James Charles

イギリス出身のメイクアップアーティストとして活躍するJames Charlesは、クィアなキャラクターが注目を集めつつ、その卓越したメイク技術で多くの評価を獲得しているインスタグラマーです。

メイクアップ系のコンテンツは非常にインスタグラムで人気の高いジャンルであり、こちらのアカウントでも様々な美しいメイクアップの様子を閲覧することができます。

他のインスタグラマーとの交流も深く、2700万人を超えるフォロワーが定着しているのも納得です。

URL:https://www.instagram.com/jamescharles/?hl=ja

Cyril Schreiner

動画クリエイターとして活動するCyril Schreinerは、インスタグラムの運用もさることながら、他のSNSの併用を積極的に行っている、フランス出身のインスタグラマーです。

動画クリエイターを名乗るだけあり、TwitterやSnapchat、TicTokに至るまで、それぞれのサービスの特徴やユーザーの違いを生かしながら、アウトプットを行っている点は参考になります。

URL:https://www.instagram.com/cyrilschr/

Maria Belen

イタリア発のインスタグラマーであるMaria Belenは、一貫性のあるコンテンツの発信で、1000万人を超えるフォロワーを獲得している人物です。

ラグジュアリーな投稿でイメージを固めており、まるでファッションカタログを眺めるような感覚でコンテンツを閲覧できる設計からは、インスタグラマーとしての高いプロ意識を感じさせられます。

URL:https://www.instagram.com/belenrodriguezreal/

Raffi Ahmad and Nagita Slavina

インドネシアを拠点に活動するRaffi Ahmad and Nagita Slavinaは、夫婦でアカウントを共同運営するインスタグラマーの2人です。

俳優としての知名度を生かした活動に始まり、最近では家族の写真も積極的にアップロードするなど、フレンドリーなコンテンツ発信が特徴的なアカウントです。

TikTokやTwitter、Youtubeなど、その他のSNSとの連携にも力を入れています。

URL:https://www.instagram.com/raffinagita1717/

Jay Chou(周杰倫)

中国を中心に、アジア圏で人気の高いシンガーのJay Chouは、インスタグラマーとしての活動も盛んです。

基本的には日々の生活の更新が多いですが、雰囲気に統一感があり、見栄えを意識した活用を進めています。

Youtubeコンテンツの発信も行い、ネット上での影響力を高めているインフルエンサーです。

URL:https://www.instagram.com/jaychou/?hl=ja

PONY 포니

韓国のメイクアップインスタグラマーであるPONYは、現地韓国はもちろん日本でも人気の高い人物です。

ポップで印象的な写真に合わせ、実用性を持ったコンテンツの発信も行っており、インスタグラムのメインユーザーである若年層の女性に人気の高いインスタグラマーです。

そのフォロワー数は720万人と、アジア人としては世界的な人気を誇る、数少ないアカウントです。

URL:https://www.instagram.com/ponysmakeup/?hl=ja

海外市場でインスタグラムを成功に導くポイント

 

こう言った事例をもとに、海外市場でもインスタグラムを活用し、うまく集客へつなげていくためにはどのような点に気をつけるべきでしょうか。

ここでは、インスタグラマーが実際に行なっている最低限のポイントについて見ていきます。

英語での情報発信

まず重要なのは、日本語だけでなく、英語でも情報を発信することです。アメリカのインスタグラマーは当たり前ですが、母国語が英語であるため、英語での発信が当たり前です。

日本人の場合、ネイティブで英語が使えるなら問題ないのですが、そうでない場合には英語での発信はやや苦労を伴うかもしれません。

しかし、インスタグラムはどれだけグローバルなSNSであり、視覚コンテンツが重視されるサービスであったとしても、英語で発信するだけで、海外ユーザーからの反応は大きく異なります。

英語で発信することにより、相互にコミュニケーションができる可能性を提示し、フォロワーの増加につながってくるためです。

そのため、英語での情報発信は必ず行いましょう。

ハッシュタグの活用

インスタグラムにおいて新しいコンテンツの出会いを手助けしているのが、ハッシュタグです。

ハッシュタグは、検索キーワードとして活用されている検索機能で、これを文章に設置しておくだけで、いつでも簡単に検索してもらうことができます。
「#fashion」や「#beauty」など、わかりやすいタグを投稿に貼り付けておくだけでも、その効果は大きいものです。

定期的な更新と長期運用

こちらも一般的な取り組みですが、定期更新と長期的な運用は必須とも言えます。不定期更新や短期間での運用は、知名度がないアカウントとなると対して運用成果をあげられず、大きなファンの獲得には至りません。

計画的にコンテンツをアップロードし、長期間の運用実績を積み上げることで、「フォローするに足る、信頼できるアカウント」として、多くのアカウントに注目してもらうことができます。

あらかじめ長期的な運用計画を策定し、実施することが大切です。

おわりに

 

インスタグラムの運用ノウハウについては、実際に活躍している海外のインスタグラマーを参考にするのが最も簡単です。

グローバルで知名度のあるインスタグラマーを参考にしながら、最先端のトレンドをうまく取り入れるようにすると良いでしょう。

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