Youtubeを海外向けに活用するポイント!情報発信に最適

情報技術の発展によって、誰もが表現者・発信者になれる社会となりました。

そしてこの発展には、YouTubeというサービスの存在が非常に大きいのではないでしょうか。

今では、企業もブランディングやPRにYouTubeを積極的に活用しています。そこで今回は、YouTubeを活用するメリットや、具体的な活用方法について詳しくご説明していきます。

Youtubeの世界的な人気

ではまず、YouTubeが世界的にどれほど人気なのか、データを提示しながらご紹介します。

日本国内でのYouTube月間アクティブユーザー数は、2020年12月時点では6500万人以上です。

では世界ではどのくらいの人数が利用しているかというと、2020年3月時点で月間アクティブユーザー数は20億人でした。

この数字は、世界の全インターネット人口の約3分の1にあたると言われています。

他でもここまでの利用者数を持つSNSは中々ないため、かなりの規模の人数であることが分かります。

 

参考:Think with Google「月間 6,500 万ユーザーを超えた YouTube、2020 年の国内利用実態──テレビでの利用も 2 倍に」

https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/marketing-strategies/video/youtube-recap2020-2/

参考:YouTube for Press

https://blog.youtube/press/
参考:Youtube「YouTubeブランドの使用について」https://www.youtube.com/intl/ja/about/press/

Youtube運用のメリット

次にYouTubeを運用するメリットについてご紹介します。

まずは新型コロナウイルス感染症による自粛の影響や、今後5Gが本格的に普及していく社会的背景を考えても、YouTubeを中心とした動画市場はより大きく展開していくことが予想されます。

その上で、数あるSNSの中でYouTubeならではのメリットについて、次のようなことが挙げられます。

 

幅広い世代のユーザーにアプローチできる

第一に、幅広い世代のユーザーにアプローチができる点です。

エンタメ系YouTuberの存在が大きく、ほとんどの利用者は若者なのでは?と認識している方もいると思いますが、利用者は10代・20代の若者だけではありません。

総務省の調査によると、50代でも70%以上がYouTubeを利用していることが分かります。

また、YouTubeのコンテンツのジャンルは多岐にわたります。

決して限られた分野の動画のみが閲覧されるわけではないため、YouTubeに動画を投稿することで、その分野に関心があり、ニーズを持っていたユーザーが集まることになります。

 

動画コンテンツという魅力

第二に、動画コンテンツという魅力です。

一般的に文字や画像と比べて、動画は訴求率が高く共感を得やすいコンテンツです。

BtoCの企業にとって、ユーザーから親近感や信頼感を持ってもらえるのは非常に大きなポイントとなります。

広告収入を得る

第三に、広告収入です。

YouTubeから広告収入を得るには、チャンネル登録者数や総再生回数に条件がありますが、それをクリアすることで視聴時間に応じた広告収入を得ることができます。

ここで一つの指標となってくるのが、チャンネル登録者数です。

チャンネル登録者数を増やすには、様々な戦略がありますが、増えることで次のようなメリットがあります。

まず、チャンネル登録をしてくれたユーザーに、タイミング関わらず動画を投稿することでいつでもアプローチできる点です。

他にも、チャンネル登録者数や視聴回数を伸ばすことで、直接宣伝をしなくとも、自社製品やブランドの認知度を高めることができます。

参考:「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」

https://www.soumu.go.jp/main_content/000708016.pdf

 

世界中のユーザーへ発信できる

実際に動画を投稿すると、チャンネルの視聴回数のうち、平均で3分の2がクリエイターの拠点とは違う国から獲得されます。

そのため、投稿者が意識的に海外の視聴者を獲得しようと思っていなくとも、自然と海外からのアクセスが増えていることがあります。

気軽に海外ユーザーと繋がれるサービスは他のSNSでもあまりないため、世界中のユーザーへ何か発信したいと考えている個人や企業は、YouTubeの活用がおすすめです。

また、より国外の視聴者数を増やしたい場合は、コンテンツを理解されやすい、共感されやすい内容にすると新たな市場での可能性が広がります。

言語の壁が低い

YouTubeは100カ国以上でローカルバージョンを提供しており、80の異なる言語で利用することができます。

動画内で使用されている言語を問わず、字幕等で視聴者の言語に合わせて視聴が可能なため、言語に関する心配はありません。

広告活用の幅も広い

YouTube広告の種類は多様にあります。

具体的には、どのフェーズで広告を配信するのかによって変わっていきます。

例えば、そもそも商品を知ってもらう「認知・ブランディングフェーズ」、比較検討段階へ進める「興味関心フェーズ」、さらに最終的なアクションを促す「購入フェーズ」などがあります。

広告主はまず段階を選択し、それぞれに合った広告の種類をいくつかの選択肢の中から選べます。

例えば広告の種類についても、動画再生前後や再生中に差し込まれるインストリーム広告や、ユーザーが動画を探している際に目にする箇所に表示されるTrueView ディスカバリー広告などがあります。

また、ターゲティングの機能もしっかり備わっています。YouTube広告の効果を高めるために、誰に、どこに届けたいか、というのも事前に設定することができます。

Youtubeを海外向けに活用するポイント

続いて、海外向けに活用していくポイントです。

海外ユーザーにとって分かりやすい動画作り

前述の通り、動画を投稿すると、視聴回数のうち平均で3分の2が海外ユーザーから獲得されます。

しかし、この視聴者のほとんどは偶然あなたのチャンネルを見つけたのであって、その人達をチャンネル登録者にできないとリピーターは増えていきません。

少しでも一回の動画投稿で興味を持ってもらえるように、海外ユーザーにとって分かりやすい説明を概要欄に加えたり、チャンネル登録を促す説明を追加したりするなど、工夫しましょう。

また、海外ユーザー向けに動画を発信すると一口に言っても、ターゲティングの幅が広すぎるあまり、結果誰にも興味を持たれないということが起きかねません。

そのため、海外ユーザーの中でもどんな人に動画を見て欲しいのか、より細かくターゲットを絞っていくことが重要です。

少しニッチな動画コンテンツだったとしても、YouTubeの利用者数を考えると必ず興味を持つ人はたくさんいます。

まずは特定の海外ユーザーに興味を持ってもらい、そこからさらに広範囲に拡げていくことが重要になってきます。

頻繁なアップロード

よく頻繁な動画投稿が良いと言われますが、これにはいくつか条件があります。条件を大きくお伝えすると、コンテンツの質が高さです。

例えば、コンテンツ内容がチャンネル登録者や視聴者層のニーズに合っているか、ユーザーが見やすい動画編集がされているか、などが挙げられます。

動画の質が高いと再生回数は増えていきやすく、チャンネル登録者数も増えていきます。逆に動画の質が悪いと、動画の離脱率が高まりリピーターもついてきません。

YouTubeでのマーケティングや海外展開は、長期的なスパンで考える必要があります。

よって、クオリティと更新頻度のバランスは大変重要であり、クオリティを担保できないのであれば無理に頻度を高める必要はないのです。

更新頻度を高める利点

では、コンテンツのクオリティを担保した上で更新頻度を高めると、どのような効果が得られるでしょうか。効果としては大きく二つあります。

一つ目に、更新頻度が高まることでユーザーがリピートするようになり、再生回数やチャンネル登録者が伸びます。

二つ目に、再生回数やチャンネル登録者数が伸びると、関連動画やオススメ動画の欄に出やすくなり、リピーターだけでなく新たなユーザー獲得につながります。

このようなことから、投稿者にとって理想はやはりクオリティの高い動画を頻繁にアップロードすることです。

投稿者の皆さんが長期的に継続できる頻度で、配信をしていきましょう。

 

ターゲティングを丁寧に行う

今までの説明からも分かる通り、広告配信においても動画配信においても、「誰に」「どこに」伝えたいのか、というターゲティングは重要です。

YouTubeではターゲティングにおいて、かなり詳細な設定があるため、効果的にマーケティングを行うためにも丁寧に行いましょう。

マーケットを意識したコンテンツ発信を

まずどんな業界であっても、どのようなタイプの動画が自社の目標達成に役立つかをしっかり見極めましょう。

例えば、企業や製品の信頼性を高めたいのであれば、顧客にも動画撮影に参加してもらい、インタビューを通して自社製品に関する推奨コメントをいただく、という方法があります。

他にも、製品に付属する説明書が分かりにくいため、もう少しユーザーに分かりやすく解説する必要があれば、動画内で製品を実際に見せながら口頭で解説していく、という方法もあります。

このように、それぞれの企業がどんなことを実現したいか、またはどんな点をYouTubeで補っていきたいかによって、動画の最適なタイプは変わっていきます。

まずは、同じ市場で戦う他社のチャンネルを分析してみるというのも、有効な手段ではあります。

世界で活躍する日本人Youtuberの事例

最後に、世界で活躍する日本人YouTuberの事例をいくつかご紹介します。

YouTube界では、日本ではあまり知られていないYouTuberでも、海外でかなりの人気を得ているYouTuberが多くいます。

JunsKitchen

まずご紹介するのは、JunsKitchenです。

海外では最も知られるYouTuberの1人です。

動画コンテンツのジャンルとしては料理で、猫とともに撮影されている様子が多くのファンを掴んでいます。

Youtubeチャンネル:https://www.youtube.com/c/JunsKitchen

Sushi Ramen 【Riku】

続いてご紹介するのは、Sushi Ramen 【Riku】です。

動画コンテンツ自体は日本語をベースに、テロップも日本語で作られています。

ジャンルはエンタメ系です。

主に子供世代に人気なYouTuberですが、投稿のコメント欄を見るとかなり海外の方のコメントも目立ちます。

Youtubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCljYHFazflmGaDr5Lo90KmA

木下ゆうか

最後にご紹介するのは、木下ゆうかです。

チャンネル登録者数は551万人と、かなりの人気を誇っています。(2021年5月28日時点)

動画のジャンルとしては大食いです。「食」は世界中のどんな人でも楽しめる内容なので、今後もよりグローバルに活躍されるでしょう。

Youtubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCFTVNLC7ysej-sD5lkLqNGA

おわりに

今回はYouTubeを海外向けに活用する方法についてご紹介していきました。

動画コンテンツ市場は今後もさらに拡大していくでしょう。

海外向けに事業を起こしたい、PRしていきたいと考えている方は、YouTube活用について知っておいて損はありません。

ぜひ活用を検討してみてください。

 

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