海外SNSランキング|海外で人気のSNSは?日本との共通点と相違点をご紹介
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SNSには様々なサービスがありますが、日本国内だけでなく、海外でも日本と同じか、それ以上に豊富な選択肢が存在しています。
今回は、日本以外の国でどのようなSNSが注目を集め、なぜそれらが人気なのかについて、ご紹介していきます。
海外で人気のSNSランキング
まずは、海外で人気のSNSを、ランキング形式で見ていきましょう。
1位:Youtube
世界各国で最も人気のSNSガ、Youtube(ユーチューブ)です。世界最大の動画共有サイトで、15年以上もその人気を維持し、現在もユーザー数を増やし続けているサービスです。
Youtubeの最大のメリットは、気軽に動画を投稿できるだけでなく、誰でも視聴ができる点にあります。個人のクリエイターも自由に動画を投稿し、今やYoutuber(ユーチューバー)と呼ばれる職業としても認知されるようになるなど、サービス活用の枠を広げ続けています。
動画コンテンツの訴求力は高く、企業活動の一環としても動画配信は有効です。そのためのプラットフォームにYoutubeは活躍しており、今後もその運用方法について注目度は増していくでしょう。
2位:Facebook
Facebook(フェイスブック)も、息の長いサービスの一つです。こちらのSNSは、元々知り合い同士が連絡先をFacebookの中に一元化し、誰でも気軽に連絡が取り合えるようにと開始したサービスです。
現在でもその使用方法について大きな変化はないものの、グローバルに、誰とでもつながり合えるというカジュアルさから、多くのユーザー獲得を実現しています。
近況報告もテキストや写真などを使い、気軽に行えるのが便利なところです。
ビジネスアカウントの活用も進んでおり、企業がブログがわりにFacebookを利用する様子も見られます。
3位:Instagram
Instagram(インスタグラム)は、主に若年層に人気のサービスです。他のSNSとは異なり、写真や動画を投稿するのに特化したサービスで、誰でも感覚的に利用できるのが魅力のSNSです。
動画や写真はテキストとは異なり、見た人へ直感的な感動を与えられるコンテンツです。それらに特化したInstagramが大きな人気を有しているのも、不思議はないでしょう。
また、自ら投稿をしなくとも、検索キーワードを入力すれば、他のユーザーがアップした様々な写真が簡単に閲覧できるのも強みです。
4位:WhatsApp
WhatsApp(ワッツアップ)は、LINEなどと同様の機能を持つメッセンジャーアプリの一種です。
あまり日本では馴染みの無いサービスかもしれませんが、サービスを有しているのはあのFacebookで、欧米を中心に人気の高いサービスです。
日本ではLINEがあるため他のメッセージアプリを使うことはありませんが、海外ではLINEに変わるサービスが活躍しているという点は、注目しておいて損はありません。
5位:WeChat
WeChat(ウィーチャット)も、LINEやWhatsApp同様、メッセージングに特化したSNSの一種です。こちらも日本では馴染みの無いサービスですが、実は中国人に絶大な人気を誇るサービスです。
中国本土を問わず、中国系の人々はWeChatをコミュニケーションの基軸として生活しているため、日本人にとってのLINEと同じ価値を持つサービスです。
現在はユーザー数の公表は行われていませんが、2015年時点で11.2億人というユーザー数を有しており、その規模の大きさがよくわかります。
Youtubeが人気の理由
ここから、上記でランクインしたSNSが、なぜ世界で人気なのかについて、その理由を見ていきます。
圧倒的なユーザー数
Youtubeの最大の魅力が、その圧倒的なユーザー数です。月間アクティブユーザー数(MAU)は、世界で8億人を超え、動画共有サイトとしてはもちろん、Webサービスとしても世界最大級の利用者層を形成しています。
参考:Business of Apps “YouTube Revenue and Usage Statistics (2020)”
https://www.businessofapps.com/data/youtube-statistics/
ユーザーが多ければ多いほど、多くの人がサービスに集まるため、今後も雪だるましきに人口が増加していくと考えられます。
独自のレコメンド機能
Youtubeが特徴的なのは、独自のアルゴリズムによって、ユニークなレコメンド機能を有している点です。
レコメンド機能というのは、トップページにアクセスしたときや、動画を視聴した後に表示される関連動画のピックアップ機能のことです。
ユーザーに最適化された動画、あるいは今話題の動画を自動で把握し、ユーザーにおすすめするという機能は、新しい出会いを促進する機能でもあります。
この機能によって、まだ登録者数の少ないYoutuberも、一気に視聴回数を増やせるチャンスを得られる、という仕組みになっています。
自分がまだ見ぬクリエイターとの出会いを促してくれるという点でも、魅力的な機能です。
Facebookが人気の理由
続いては、Facebookの人気の理由です。
全年齢から高い支持を集める
Facebookもまた、Youtube同様に世界中の人気を集めるSNSとして活躍していますが、多くのユーザーを獲得している理由の一つが、ユーザー層の厚さです。
基本的にSNSは若年層を主体としたサービスとされており、Instagramなどはまさにその典型例です。
10~30代という若者を主体とするサービスである一方、Facebookはこれに比べて幅広い年齢層を有し、若年層だけでなく、中高年層の利用も盛んなサービスです。
そのため、若者以外のターゲットにした広告などを打ち出していきたい場合も、Facebookを利用した広告戦略が最適と言えます。
メッセンジャーツールとしても活躍
Facebookが根強い人気を誇るもう一つの理由が、メッセンジャーツールとしての活躍です。
日本ではLINEがコミュニケーションツールとして活躍していますが、海外ではFacebookが利用されることが一般的です。
元々Facebookは知り合い同士のつながりを維持・強化するためのサービスなので、その延長線上として、メッセージ特化のSNSとして根強く利用されています。
Instagramが人気の理由
続いては、Instagramの人気の理由についてです。
インフルエンサーの活躍
Instagramにおけるコミュニケーションの強化と、Instagramというサービスの広告塔として活躍しているのが、インフルエンサーです。
インフルエンサーとは、その名の通り社会に対して大きな影響力を有する存在のことで、芸能人に近い活躍をするユーザーを指します。
インフルエンサーの持つ影響力は大きく、フォロワーの数も莫大なため、今や企業の商品紹介やプロモーションもインフルエンサーを介して行われます。
また、彼らの存在はInstagramとしても価値が大きく、新しいユーザー獲得には欠かせない存在となっています。
定期的なアップデートによる機能更新も
Instagramは最近話題のSNSのように思われがちですが、実はFacebookやTwitterと同じくらいに息の長いサービスです。
2010年より開始しているこちらのサービスが、いつまでもフレッシュで居続けられる理由が、積極的な機能の追加です。様々な写真フィルター機能の追加はもちろん、24時間で消えてしまうストーリー機能の追加や、ライブ配信機能の追加など、今もアップデートが続いています。
一つのプラットフォームで複数のサービスを利用できてしまう利便性は魅力的で、多くのユーザーが他のSNSよりもInstagramを選ぶ大きな理由となっています。
WhatsAppが人気の理由
続いて、WhatsAppの人気の理由に迫ります。
欧米を中心にコミュニケーションの要として活躍
WhatsAppは、欧米を中心にコミュニケーションの要として活躍しているのが特徴です。
実は2020年時点で、こちらのサービスは世界に20億人のユーザーを有しており、各国で人気の高いSNSであることがわかります。
参考:TechCrunch「WhatsAppのユーザー数が20億人に、2年前から5億人増」
https://jp.techcrunch.com/2020/02/13/2020-02-12-whatsapp-hits-2-billion-users-up-from-1-5-billion-2-years-ago/
日本ではLINEがあるため利用機会は少ないものの、見逃せないサービスであることは間違いありません。
グローバルスタンダードのビジネスツール
また、これだけ世界で利用者数が増えているということは、ビジネスツールとしてもWhatsAppは優秀であるという裏付けでもあります。
グローバルで活躍するコミュニケーションの要ということで、海外の組織や事業者とコミュニケーションを取るためには、WhatsAppが中心となることも予想されます。
海外進出を予定している企業の担当者は、早いうちからWhatsAppに慣れておいて損はないでしょう。
WeChatが人気の理由
最後は、WeChatが人気の理由についてです。
中国系ユーザーの圧倒的な支持
WeChatの人気を下支えしているのが、中国系ユーザーの圧倒的な支持です。中国本土の豊富なユーザーはもちろん、今では世界各国の中国系ユーザーにも利用されているため、非常にグローバルなサービスとして活躍しています。
中国進出、あるいは中国系の人とのコミュニケーションが予想される場合には、必ず導入しておきたいSNSです。
本国での検閲の影響も
ここまで中国発のSNSが発展しているのには、中国本土におけるネット検閲システムが背景にもあります。
中国では政府が独自にファイアウォールを形成し、SNSをはじめとする海外のWebサービスが本土では利用ができない仕組みを採用しています。
そのため、現地では必然的に国産のサービスを利用する必要があり、莫大なユーザーコミュニティを形成するに至りました。
おわりに
このように、世界では様々なSNSが利用されていますが、中には日本でも馴染みのあるサービスも多く見受けられます。
ただ、その人気の理由については日本では馴染みの無い要因も並んでいるため、背景を理解することでより深くSNS利用を進められるでしょう。
海外進出を検討している場合には、これらのSNSの特性の違いを押さえておくことが大切です。