海外向けFacebook活用方法|Facebookは海外でなぜ人気?
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世界におけるFacebookの利用者数は年々増加傾向にあります。
数多くあるSNSの中から、どうしてFacebookはユーザー数を伸ばし続け、依然として人気を保っているのでしょうか。
今回はFacebookの特徴を明らかにした上で、その人気の秘訣や気になる活用方法についてご説明していきます。
Facebookのユーザー数について
日本でもSNSとしてその名が浸透しているFacebookですが、実は海外に目を向けると非常に多くのユーザーが利用していることが分かります。
全世界のユーザー数は、Facebook社によって2021年第1四半期の決算で次のように発表されています。
[Facebookの利用者数:2021年3月時点]
– デイリーアクティブ利用者数(DAU):18億8,000万人(前年比8%増)
– 月間アクティブ利用者数(MAU):28億5,000万人(前年比10%増)
前年比を見ても分かる通り、年々ユーザー数は増加傾向にあります。
では一体、Facebookのどんな点が人気の秘訣なのでしょうか?
参考:Facebook「2021年第1四半期(1月-3月)業績ハイライト」
海外でFacebookが人気の理由
Facebookは実名での登録を推し進めていったこともあり、仕事関係や学校など実世界での知り合いと繋がることが多いという特徴があります。
コミュニケーションツールとして定着
この実名性によって、いくつかメリットがあります。
一つ目に、匿名性のSNSで考えられる荒れたコミュニケーションの場にはなりにくい傾向にあるということです。
二つ目に、個人情報をその都度入力しなくても、様々なサービスにFacebookのアカウントを使ってログインできるということです。
上記のような、他のSNSにはないコミュニティ形成や利便性によって、Facebookは世界的に存在感を高めていきました。
実名性という機能の上に成り立つメリットは他にもあります。
Facebook上では、自分の実在がはっきりしていることに加え、情報の受け手は知り合いがメインです。そのため、自然と発信する情報の信頼性は高まり、全体として信頼性も担保されます。
このように、実社会で存在するコミュニティがインターネット上でも構築することができ、加えてそのコミュニティが広がったり、より強化されたりするのです。
これらが他のSNSにはない、Facebookの人気の秘訣です。
インターネット利用のプラットフォームに
Facebookはコミュニティ作りを促進し、人々が気軽にコミュニケーションを楽しめるツールです。
それだけでなく、近年ではFacebookを用いて情報収集や商品の購入など様々な用途で活用できるようになりました。
また企業は、マーケティングやブランディングにFacebookを活用するなど個人・組織問わず活用の幅は広がっています。
このような面から、Facebookはインターネット利用のプラットフォームとなっており、今や企業のマーケティングなどビジネスにも多大な影響を与えているのです。
日本におけるFacebookの役割
日本でも大小問わず、様々な企業によってFacebookは活用されています。
理由としては、予算やリソースが限られる中小企業であっても、Facebookはモバイル一つで気軽にマーケティングができるからです。
しかし、だからと言ってマーケティングの質が落ちるのではありません。
国内外でのマーケティングに活用
例えば広告は少額であっても細かいターゲティングが可能です。
なぜなら、Facebookの強みである実名登録制によって、ほとんどのユーザーはプロフィールを詳細に入力しているため、ターゲティングの精度は他のSNSでの広告よりも高い精度を実現できるからです。
そのため、国内でのマーケティングを実施する場合、Facebookの国内ユーザー層がターゲットと重なる場合はFacebookの活用がかなり最適だと言えます。
また、国内では他にも海外向けのマーケティングをFacebookで行っている事例も多々あります。
なんと言っても、Facebookのグローバル利用者数は、月間28億5000万人です。
このため、日本から世界に向けての情報発信にも、Facebookは有効活用することができます。
ただ、このようなメリットがあっても実際に海外展開に成功するのは難しいのでは?と思われる方も多いでしょう。
Facebookでは、このようなメリットを最大限に活かすためのツールが用意されています。
例えば、とある企業でヨーロッパ全域に集中的に広告を展開したい場合、広域ターゲティング機能によって、特定の国や地域ではなく、より広範囲な居住地でのターゲティングが可能できます。
また、類似オーディエンスという機能を使えば、自社サイトで以前購入履歴のあるお客様と類似するFacebookユーザーを見つけ、自動的にターゲティングすることも可能です。
他にも、ユーザーのしよう言語に応じて、広告の表示言語を自動的に変更する動的言語切替設定など、国内企業が海外マーケティングする際に便利なツールがたくさんあります。
今までは予算やリソースがないと難しかった精度の高いマーケティング活動も、現在ではFacebookを用いてスマホ一つで気軽に行えます。
近況報告などに活用
今まで企業としての活用方法中心に詳しくご説明しましたが、もちろん個人アカウントでの利用の幅も広がっています。
Facebookは元々知り合い同士のつながりを維持・強化するためのサービスなので、投稿は実生活関連の内容が多く、予期せぬ新たな繋がりは他のSNSに比べて少ないと言えます。
拡散機能も備わっていますが、限られたコミュニティ内に留まるため、Twitterなど他のSNSのように自分の外部コミュニティまで情報が行き渡ることはほとんどありません。
そのため、Facebookでの投稿は他のSNSに比べ、よりプライベートなものになりやすいです。
例えば、就職など近況報告や、結婚・出産などのビッグイベント、日常生活での気付きなど、知り合いだからこそ広がる投稿が特徴です。
また、他のSNSと比較すると投稿できる文字数も多く、コメントやいいねだけでなく受け手のリアクションの幅も大きいため、インターネット上でもコミュニケーションが楽しめます。
海外向けのFacebook活用方法
海外においても、日本国内での活用方法と同じです。
Facebookの基本的な使い方は、実生活でのコミュニティをインターネット上でも構築し、コミュニケーションを図ることです。
しかしもっと活用を広げると、国内だけでなく世界の様々な国や地域の人や組織を繋がることができます。
ちなみにFacebookには、「グローバルページ」というサービスが存在します。
こちらは、企業側が世界各地の顧客に合わせたバージョンのコンテンツを提供することができるサービスです。
顧客に合わせたバージョンのコンテンツを使用しつつ、共通して提示したい情報は、全て統一して宣伝することができます。
<h3>コミュニケーションツールとして</h3>
個人向けSNSとしてSNS業界を席巻してきたFacebookですが、ビジネス向けツールとしても話題になっているのはご存知でしょうか。
Facebookがサービスを開始したWorkplace by Facebookは、Facebookと同じようにニュースフィードへの投稿や通話、メッセージのやり取りを利用することができる他、特定のメンバーだけが閲覧できる場も設けることができます。
これによって、企業全体での連絡だけでなく、部署やプロジェクトごとのコミュニケーションや共同作業も展開することができ、現在国内外問わず多くの企業によって導入されています。
このサービスを企業に導入することで、社員がどこにいてもリアルタイムでフィードバックを得ることができ、社員間の交流を促進し意思決定のスピードや質の向上にも繋がっていきます。
参考:Facebook「社員のつながりを緊密なものに」
広告運用の場として
Facebookは広告運用の場としても活用されます。
世界各地、毎月20億人を超える人々が利用しているため、どの企業であっても必ずリーチしたいユーザーが見つかります。
また、Facebookの広告を利用し始めるにあたって、専門知識は不要です。
広告素材や広告フォーマットについては、フェイズブックで豊富に用意されているため、広告主の専門知識のレベルや広告配信先に応じて最適なソリューションが提供されます。
Facebookの広告は、ニュースフィードやストーリーズなど掲載場所もいくつかあり、広告の形式やフォーマットによって配信先も変わります。
おわりに
Facebookは知り合い間のコミュニケーションツールとしてだけでなく、他にも様々な活用方法があります。
また、グローバルユーザー数の多さというスケールメリットを活かし、企業の海外マーケティングにも十分活用していくことができます。
ぜひSNSマーケティングの選択肢の一つとして、Facebookの活用をご検討ください。