LinkedIn広告の運用方法は?広告の種類や運用メリットをご紹介

皆さんはLinkedIn(リンクトイン)はご存知でしょうか。

近年、日本でもユーザー数が増えていますが、まだまだ他のSNSと比べると知られていないかと思います。

そこで今回は、LinkedInの概要から広告としての運用方法について、ご紹介していきたいと思います。

LinkedInの概要

LinkedInとはアメリカ発のSNSの一つで、2002年に開発、翌年2003年にリリースされました。

そして2016年にはマイクロソフト社に買収されたことで話題となり、ユーザー数は年々増加傾向にあります。

現在では世界に7億人以上の登録ユーザーが存在し、日本でも200万人以上が利用しています。

参考:LinkedIn「LinkedIn Press room – About us」
https://news.linkedin.com/about-us#Statistics

LinkedInの使われ方

LinkedInはFacebookやTwitterなどのSNSと同様、フォローやタイムライン、DM機能が備わっています。

逆に他のSNSとの違いは、ビジネス上の付き合いがある相手に限定して繋がるという点です。

なので、LinkedInはビジネスシーンに特化したSNSだと言えます。

Facebookではプライベートな利用も多いですが、LinkedInは利用シーンをビジネスに絞っていて、プライベートな投稿をするユーザーは基本的にいません。

そのため、LinkedInはビジネスに関わるコミュニケーションで主に使われていて、ビジネスのみに特化したツールをお探しの方には非常に最適なSNSだと言えるでしょう。

活用例としても、仕事に関する情報収集や転職・採用活動での利用、そしてこのSNSを通して新たなビジネスパーソンとの出会いやビジネスチャンスの創出に繋がることもあります。

LinkedInのユーザー層

続いてユーザー層についてです。LinkedInは若手社員層や若手経営者層の利用が活発です。

LinkedInの利用者はそれぞれが会社に属するビジネスパーソン、もしくは企業そのものであり、他のSNSとは使われ方からユーザー層までまったく違ってきます。

LinkedIn広告とは

LinkedIn上に掲載できる広告をLinkedIn広告といいます。
LinkedInでは他のSNSと同様に広告を出稿することができます。

確かに、FacebookやTwitterなどSNSを使った広告手法は他にも多くあります。

そしてLinkedInでも、他のSNSと同じようにユーザーのプロフィールや属性を基にターゲティングを設定し、掲載場所や期間をビジネスに合わせてカスタマイズすることができます。

しかしLinkedIn広告では、ビジネスシーンに特化したSNSという特性を活かした、より多くのメリットや強みがあるのです。

では実際にどんなメリットや強みがあるのか、続いていくつかご説明します。

ビジネスパーソン特化でアプローチできる

まず一つ目に、広告配信の対象についてです。

LinkedInのタイムラインに流れる投稿はビジネスに関するものばかりで、会話内容もビジネスに関する情報のやり取りがほとんどです。

そのため、他のSNSと比較しLinkedInの登録ユーザーはビジネスに積極的な人が多く、彼らに特化したアプローチが可能となります。

プロフィール情報をもとにした高精度のターゲティングが可能

二つ目に、ターゲティング機能についてです。

LinkedIn広告では、ビジネス情報によるターゲティング精度が非常に高いです。

ビジネス情報とは具体的に、ユーザーの所属する実在の企業名や会社の規模、業種から、ユーザー個人の職歴・実績などのような情報です。

これらは広告主が特定の業種や役職のユーザーのみを狙って広告を配信したい場合、大変効果的です。

魅力的なターゲティングツールが備わっているため、マーケターはどのようにカスタマイズすれば効率良くオーディエンスに届くのかしっかり検討することが必要です。

高いコストパフォーマンスを実現

三つ目に、広告配信にかかるコストについてです。

SNS広告の利点の一つが、少額な広告費でも配信ができるという点ですが、LinkedInでも同様に、最低出稿金額がないため少額からチャレンジすることが出来ます。

広告配信はセルフサービス式が採用されているため、広告配信前にLinkedIn社と契約締結などのやり取りも必要ありません。

競合の少なさ

最後四つ目に、広告を出稿する側の競合が少ないという点が挙げられます。

世界的に見るとLinkedInの利用者数は非常に多いですが、国内利用者はまだまだ少ないため、LinkedInをマーケティングに活用している企業も少数派となっています。

なので、広告を配信する側としては競合が少ないため、適切にターゲティングができていれば他のSNS広告よりも大きな効果が期待できるのではと考えられます。

LinkedIn広告の種類

続いてLinkedIn広告の種類についてご紹介します。

LinkedIn広告は主に以下の3つの種類があります。

それぞれ特徴や違いを見ていきましょう。

スポンサー広告

スポンサー広告は「ホーム」に表示されるユーザーのタイムラインフィード上に表示されます。

縦スクロールしていくと、自分やフォローしている知り合いの投稿に混ざって、LinkedIn広告が表示されます。

縦スクロールで表示されるという側面からスマートフォンとの相性が良く、こちらはモバイルからのアクセスが多い傾向にあります。

ダイナミック広告

ダイナミック広告はデスクトップのみに表示されます。

つまりパソコンでは表示されますが、モバイルでは表示されません。

これらは「ホーム」画面だと、フォローおすすめ欄やユーザーの検索ページに表示されます。

位置としてはタイムラインフィードの横に表示され、インターネットでサイトを閲覧する際に目にするバナー広告をイメージすると分かりやすいかと思います。

それ以外に、「お知らせ」「プロフィール」「メッセージ」を閲覧している際にも表示されます。

スポンサードメッセージ広告

こちらはユーザのメッセージ受信ボックスに送られるメッセージまたは会話型の広告です。

形式は写真や画像ではなくテキストがメインで、配信先は個人ユーザーか企業・サービス名など選択して設定することができます。

通常のメッセージと同じように表示されるため、ユーザーがクリックする可能性は高くなります。

イベントやオンラインセミナーへの招待状など、ターゲットを絞った見込み客への勧誘にも最適です。

LinkedIn広告に最適な運用方法

最後に、LinkedIn広告に最適な運用方法についてご紹介します。

LinkedIn広告を実際に設定してみると、はじめにキャンペーンの目的を選択することになります。

キャンペーンの目的は認知度・関心度・コンバージョンという3つの観点に分かれています。

そして目的は7つから中から選ぶことができ、選んだ目的によって選択できる広告フォーマットが異なります。

では、具体的にどんな運用方法があるか、見ていきましょう。

求人募集

はじめにご紹介するのは、自社の求人をプロモートしたい場合に選択される求人募集の広告運用です。

もちろん、広告を使わなくともLinkedIn上の会社ページに求人を掲載することは可能です。

しかし、この場合フォロワー以外で求人を探している人に自社の求人を見つけてもらうには、わざわざ自社のページに来てもらう必要があるため極めて難しいでしょう。

そこで、LinkedIn広告を利用すれば、フォロワー以外の多くの人々に求人情報を発信することができます。

さらに、広告では会社名や業種、職種、学歴やスキルなど幅広い条件からターゲティングすることが可能なため、比較的効率良く優秀な候補者を見つけることができます。

掲載した求人広告は、ターゲティング設定によって最適だと判断されたユーザーに対し、「おすすめ求人」として表示されます。

BtoBサービスなど、企業・ビジネスマン向けの商品広告

広告は自社のブランド認知を広めることや、リード獲得にも活用されます。

さらに転職サービスなどビジネスパーソン向けの商材や、BtoB系商材の宣伝と相性が良いのもLinkedIn広告の特徴です。

特にBtoB商材を扱う会社は、広告の配信先やターゲティング手法が限られるため、最適な手法は何か探索している方が多いのではないでしょうか?

LinkedInはプラットフォーム自体がビジネス用途に特化したものであるため、それだけで他のプラットフォームよりもBtoB商材の広報に向いていると言えます。

さらに、LinkedIn広告では細かなターゲティングが可能なため、特定の業界や企業に向けた商品広告や認知拡大にも活用できます。

他にも、LinkedInのユーザーは経営者層など決裁権を持つ人も多くいるため、アプローチしたい人に直接広告を配信できるのもLinkedInの魅力です。

おわりに

今回はビジネス特化型のSNS、LinkedInについてご紹介しました。

LinkedInはまだ日本ではそれほど浸透していませんが、海外では人材採用や社内コミュニケーション活性化、企業ブランディングなど幅広く活用されています。

他のSNSと異なり、ビジネス目的で利用しているユーザーに絞ってアプローチできるのが最大のメリットでしょう。

是非お早めにLinkedInを導入して、効果的な情報発信を通して企業の発展へとつなげましょう。

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