韓国SNSランキング|韓国で成功するマーケティング手法をご紹介
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SNS広告やインフルエンサーの起用などを通して、商品の認知向上や販売促進を実践するSNSマーケティングは、今や世界的な施策となりました。
日本でもSNSはプライベートの利用だけでなく、企業が主体的にプロモーションするための場として活用が進んでいます。
では、同じアジア圏である韓国では、どのようにSNSマーケティングが行われているのでしょうか。
今回の記事では韓国のSNS事情、そしてSNSマーケティングのトレンドなどについてご紹介します。
韓国で人気のSNSランキング
まず始めに、韓国で人気のSNSについて、ランキング形式でご紹介します。
世界的に人気なSNSから日本ではあまり馴染みのないものまで様々なので、ぜひ参考にしてください。
1位:カカオトーク
韓国で最も利用されているメッセンジャーアプリが、カカオトークです。
カカオトークは2010年3月にリリースされ、現在では韓国の人口およそ9割がカカオトークを利用しています。
韓国のモバイルユーザーのほとんどがSMSの代わりにカカオトークを利用しており、まさに国民的アプリと言えます。
日本で言うLINEのような存在で、日常的なコミュニケーションのために利用されています。
無料チャットや音声・ビデオ通話など、メッセンジャーアプリとしての機能はLINEと同じように備わっており、利用手順にも大きな違いはありません。
それ以外の機能としては、タクシー予約サービスやモバイル決済サービスなど、コミュニケーションツールの域を超えたモバイルアプリとして活躍し、現代のライフスタイルに欠かせないアプリとして必須の存在です。
2位:Instagram
Instagramは日本でも人気の高いSNSの一つで、写真や動画の投稿をメインとしているサービスです。
ただ投稿するだけではなく、ハッシュタグ機能によって情報収集に活用されたり、ライブ配信で多くの人とリアルタイムで繋がったりと、最新のトレンドを追いかけるのに大いに役立つアプリです。
Instagramは2010年に初めてApp Storeに登場し、2012年にはFacebook社に買収されています。
そのため現在はFacebook社がFacebookとInstagram両方の運営を行なっており、両者を連携したサービスも存在します。
世界的に見ても多くのユーザー数を誇るInstagramですが、その人気は韓国でも見られます。
3位:Youtube
YouTubeは、Googleが提供するネット上の動画共有プラットフォームです。日本でも世代・性別を問わず多くの人に利用されており、認知度の高いサービスです。
YouTubeは原則誰でも無料で利用することができ、動画の視聴はもちろん、自ら動画を撮影し投稿することもできます。
2018年には「Youtube Music」というサービスが加わり、映像だけでなく音楽にフォーカスした機能も展開しています。
そんなYouTubeの魅力は、誰でも映像で何かを表現して、それを世界中の人々に向けて発信できるという点です。
映像というコンテンツを通して世界中の人と繋がれるだけでなく、自分の動画を世界へ届けることができます。
4位:Facebook
Facebookも世界的に見て最もポピュラーなSNSの一つです。
Facebook社によると、2021年3月時点でFacebookの月間アクティブ利用者数は28億5000万人と、世界中で大きな人気を誇るサービスであることがわかります。
他のSNSと大きく異なる点として、実名での登録がベースになっていることが挙げられます。そのため、Facebookはプライベートな繋がりだけでなく、ビジネス用途としても利用されています。
求人情報に関する広告や、横の繋がりを増やすためのきっかけとして、利用されることも少なくありません。
参考:「Facebook社 2021年第1四半期(1月-3月)業績ハイライト」
韓国でSNSマーケティングを成功するためのポイント
続いて、韓国でSNSマーケティングを成功させるためのポイントをご紹介します。
トレンドのSNSを把握する
一つ目のポイントは、トレンドのSNSの把握です。現在韓国で人気のSNSは、カカオトークやInstagramといったサービスですが、Webにおける流行の遷移スピードは現実のそれよりも遥かに早いと言えます。
そのため、「このSNSを運用していれば大丈夫」ではなく、常に複数のSNSを併用しながら、新しいサービスやトレンドにも目を向けると言う、繊細なアンテナを張り巡らせておくことが大切です。
インフルエンサーマーケティングを活用する
連絡手段としてのイメージが強いカカオトークですが、Instagramのストーリーズのように「カカオストーリー」という機能も実装されています。
この機能を活用して、影響力を発揮する韓国の芸能人やインフルエンサーも多く存在します。
日本でお馴染みのInstagramも、インフルエンサーマーケティングに活用されています。インフルエンサーの発信力は非常に高く、企業が一からプロモーションを行うよりも高い訴求力を発揮します。
以下の段落では、そんなインフルエンサーマーケティングの特徴についてまとめています。
インフルエンサーマーケティングとは
インフルエンサーマーケティングとは、主にSNSで大きな影響力を持つインフルエンサーに、企業の商品やサービスを紹介してもらい、消費者の販売促進をするマーケティング手法です。
人気YouTuberやインスタグラマーに自社製品を紹介してもらうことで、効率よく認知拡大や新規顧客獲得につなげられます。
日本のインフルエンサーマーケティングとの違い
インフルエンサーマーケティングのターゲットは10代〜30代といった若年層がメインですが、韓国では50代以降の中高年層にも訴求力を発揮するため、より汎用性の高い運用が可能です。
韓国では60代以上のインターネット利用率が非常に高く、高齢層も積極的にSNSをはじめとするインターネットを活用して情報収集しているためです。
日本では若者のものと思われがちな常識が、韓国では少し事情が異なる点に注意しましょう。
インフルエンサーマーケティングのメリット
次に、インフルエンサーマーケティングによって得られるメリットについて、ご紹介します。
広告感を無くし、自然な発信を実現できる
一つ目のメリットは、広告感のない自然な発信ができる点です。
インフルエンサーマーケティングは、インフルエンサーによる商品やサービスのレビューが主な発信方法となります。
企業が直接商品の魅力を発信するよりも、ユーザー視点で商品やサービスの魅力が語られることで、親しみのある感想と受け入れられ、認知度の向上や販売促進につながるというわけです。
口コミの販売促進効果は強力ですが、インフルエンサーマーケティングは口コミの発信力を意図的に齎せるのが強みです。
ターゲット層にリーチしやすい
二つ目のメリットは、ターゲット層にリーチしやすいという点です。
インフルエンサーはファッションやコスメ、グルメ、旅行などそれぞれのジャンルに特化していることが多く、彼らはそのジャンルに興味関心の高いフォロワーを多く抱えています。
そのため、起用するインフルエンサーによって年代や性別、ジャンルに対してターゲティングできます。
例えば、コスメに特化したインフルエンサーに製品をPRしてもらうことで、コスメに興味関心の高い人たちへ効果的にリーチし、情報を提供することができます。
企業が商品の魅力を伝えたいと感じているターゲットに対して、インフルエンサーを起用することで確実に伝えられるのが強みです。
韓国の有名インフルエンサーまとめ
最後に、韓国で有名なインフルエンサーとその活動内容をご紹介します。
カン・テリ
カン・テリは韓国で人気のインフルエンサーとして、非常に多くのフォロワーを従えています。2021年6月現在で177万人のファンを獲得しており、現在もその数は増え続けています。
元々はアイドルとしての活動によって高い知名度を持っていたため、当時からのファンとインフルエンサーになってからのファンの2層構造になっています。
韓国国内で有名なインフルエンサーであることはもちろん、自身のInstagramは日本語で更新することも多く、日本人女性の間でも話題のインフルエンサーです。日本のメディアや雑誌でも取り上げられているため、見覚えのある方もいるのではないでしょうか。
Instagram:https://www.instagram.com/taeri__taeri/?utm_source=ig_embed&ig_rid=316b3fa5-5247-42a9-a36a-4165ebf0be28
キム・ナヒ
キム・ナヒは、日本でも話題となったオルチャンメイクの知名度を高めた、コスメインフルエンサーとしての活躍が著しい人物です。。
彼女のメイクや使用しているコスメを真似る女性は、韓国だけでなく日本でも少なくありません。10~20代の日本人女性に対して強い影響力を発揮しているため、彼女たちに向けたビジネスを展開する際には注目したい人物です。
また、韓国企業の「VYVYD WORKS」が展開している「VYVYD STUDIO」というブランドともコラボしているなど、プロのインフルエンサーとしての活動経験も豊富です。
日々の投稿でもVYVYD STUDIOのコスメの写真をアップすることで、企業や製品の認知度向上に貢献しています。
Instagram:https://www.instagram.com/knhs2/?utm_source=ig_embed&ig_rid=6df9c836-d2b5-4ec1-91c3-1c3f384ed57d
パク・ソラ
パク・ソラは、韓国の人気コスメブランド「3CE・スリーコンセプトアイズ」のインフルエンサーとして活動しています。フォロワーは100万人を超え、大いに影響力を発揮している人物です。
新商品の紹介では、写真だけではなく動画を使い投稿することで、商品の魅力を最大限に伝えられるよう、機能をフル活用しているスキルレベルの高さにも注目です。
Instagram:https://www.instagram.com/sora_pppp/?utm_source=ig_embed&ig_rid=75f84cc5-c408-48c7-9b24-00f5fef8b894
おわりに
今回の記事では、韓国でSNSマーケティングを成功するポイントについて解説しました。
高い訴求力が期待できるインフルエンサーマーケティングでは、自社製品と起用するインフルエンサーの親和性を高める取り組みが求められます。
SNSを軸としたマーケティングの展開には欠かせない施策となるため、韓国への進出を検討している場合には予めリサーチを進めておきましょう。