海外向けにFacebookを運用する際のポイントは?使い方をご紹介

Facebookと聞いて、どんなことを思い浮かべるでしょうか?日本ではFacebook以外にも様々な魅力的なSNSが利用されているため、あまりFacebookの強みを感じたことは少ないかもしれません。

しかし世界的に見ると、Facebookの市場規模は依然として大きく、ユーザー数を見ても世界的に利用されていることが分かります。そこで今回の記事では、Facebookの強みや海外向けビジネスでの運用方法、活用方法についてご紹介します。

世界のFacebook市場規模

まずは世界のFacebookの市場規模についてご紹介します。

一般的なFacebookに関する統計を見てみると、Facebookは月間アクティブユーザー27.4億人を抱え、世界のソーシャルメディアユーザーの59%に利用されるサービスです。

アメリカに注目すると、12歳以上の米国人口の95%がFacebookを知っていて、63%がFacebookを使用しています。これらの統計データから、Facebookは世界的に利用されている巨大なソーシャルメディアであることが分かります。

参考:Hootsuite 「47 Facebook Stats That Matter to Marketers in 2021」

facebook statistics

Statista 「Countries with the most Facebook users 2021」
https://www.statista.com/statistics/268136/top-15-countries-based-on-number-of-facebook-users/

Facebookの強み

次にFacebookの強みは何かについて、3つご紹介します。

世界各国で運用されている

まず一つ目に、Facebookは世界各国で利用されているという点です。

月間27億人を超えるアクティブユーザーを抱えるFacebookですが、ユーザーは特定の国ではなく様々な国と地域に広がっています。

特にユーザー数の多い国が、インド、米国、インドネシア、ブラジルなどの国で、どの国も1億人以上のユーザーがいます。

その中でも、インドは3.3億人と非常に多くのユーザーが存在し、世界で1番Facebookのユーザー数が多い国となっています。

ユーザー数が多いと、例えターゲティングで制限したとしても、その制限の中でより多くの人にアプローチすることができます。ユーザー数が多く、世界各国で運用されているという点は、Facebookの強みの一つと言えるでしょう。

参考:Hootsuite 「47 Facebook Stats That Matter to Marketers in 2021」

facebook statistics

豊富な広告掲載枠を実装

二つ目に、広告掲載枠が豊富に実装されている点です。

Facebookでは広告の掲載先に幅広い選択肢があるため、広告の運用目的やターゲットユーザー、予算などに応じて様々な配信先を検討することができます。

例えば、Facebookの広告には次のような掲載場所があります。まずはフィード画面です。こちらはFacebookやInstagramなどのタイムライン画面に表示される広告のことです。

同じフィード画面でも、ユーザーがスクロールすることでフォロワーの投稿の間に表示される広告や、デスクトップでFacebookを利用しているユーザーのみが閲覧できる画面右側の広告などがあります。

次にストーリーズです。ストーリーズはFacebookやInstagramだけでなく、Messengerでも利用可能な、24時間限定の投稿方式のことです。

モバイルでFacebookを利用するユーザーは、フルスクリーンでストーリーズを閲覧することができます。そのため、ストーリーズ広告でもユーザーがつい没頭してしまうような動画を用いた広告など、非常にユーザー体験の質が高い広告を配信することができます。

他にもインストリーム動画広告やMessenger広告メッセージなど、豊富な広告形態と配信先を検討することができます。

海外ビジネス向けの機能が豊か

三つ目に、Facebookでは海外ビジネス向けの機能が豊富という点です。
その一例として挙げられるのが、グローバルページです。

海外向けにビジネスを展開していく際には、自国内で運営しているSNSページではなく、その現地にローカライズしたページを用意することが有効です。

しかし、ローカライズできると効果的にマーケティングが行える一方で、企業側の管理の負担が非常に大きいというデメリットがあります。

その際に、グローバルページを利用することで、例えば日本からアクセスしたユーザーには日本語のページ、中国からアクセスしたユーザーには中国語のページを表示するなど、ユーザー環境に応じてページを自動的にローカライズさせることができます。

異なる地域に住むユーザーが、同じURLにアクセスしてもユーザー環境によって最適なページにリダイレクトしてくれるため、ブランド側の管理が非常に楽になります。

Facebookの海外進出支援機能について

続いてFacebookの海外進出支援機能についてご紹介します。

近年、Facebookの利用者の多くが国内だけでなく、国外へビジネスの幅を広げつながっています。またインターネットが普及する中で、ビジネスにおいても様々な国や地域に住む新規潜在顧客へのリーチ獲得が拡大しています。

今回はFacebookで展開される4つの新しい海外進出支援機能について、それぞれご紹介します。

参考:Facebook for Business 「Facebookで国境を越えてビジネスを拡大する」
https://www.facebook.com/business/news/cb-solutions

ダイナミック言語最適化

まず一つ目に、ダイナミック言語最適化という機能です。
こちらは、広告を配信する際にターゲットに応じて適切な言語や時間帯で広告を表示させる、という機能となっています。

新たな国や地域でビジネスを展開する際は、ターゲット地域について知ることはもちろん、ターゲットとなる顧客の言語を使用したアプローチが重要となってきます。

では、このサービスは一体どのようなメリットをもたらすのでしょうか。
こちらのメリットとしては、配信側が言語や配信時間帯の設定をしなくとも、広告を自動で最適化してくれる点です。そのため、企業は翻訳等の専門家や広告配信後の動向をモニターする存在が必要なくなります。

また、同じ製品の広告を別の新たな国、地域の言語や時間帯に対応させることも可能であるため、販売拡大も非常に簡単であります。

多国間類似オーディエンス

二つ目に、多国間類似オーディエンスという機能です。
こちらの機能によって、一つの国や地域にターゲットを絞らず、複数の国や地域を組み合わせて潜在顧客を見つけ出すことができます。

具体的には次のような仕組みとなっています。まず、企業内で既存顧客のリストがある場合、世界中から既存顧客との共通の特徴を持つ人々を見つけ、彼らのことを「類似オーディエンス」と呼びます。

そして世界中の市場から見つけ出された類似オーディエンスを、さらに性別や年齢などのターゲット設定によって絞り込むことができます。

類似オーディエンスの確定後、最終的にFacebookのシステムがキャンペーン期間中にデータを分析しながら改善をし、最適なユーザーのみに配信をします。

複数の市町村ターゲット設定

三つ目に、複数の市町村ターゲット設定という機能です。

新たな市場に参入する際は、いかに少ない広告費で効果を発揮できるかという点で、配信先のリサーチに時間を取られてしまうことが多くあります。

しかし複数の市町村ターゲット設定を利用することで、一定規模以上の全ての都市を簡単にターゲット設定することができます。そのため、何度も設定をし直す手間を省くことができ、さらにリサーチに時間を取られることもありません。

Facebook IQグローバル展開インサイトファインダー

四つ目に、Facebook IQグローバル展開インサイトファインダーという機能です。

この機能では、まず過去のFacebook、Instagram、Audience Networkの広告配信における成果に関する国別の比較データを提供します。そして、広告主は提供されたデータをもとに、海外進出の具体的な進出先などをインサイトに基づいて決定することができます。

このようなサービスによって、Facebookは広告主の未開拓市場開拓をサポートしていくのです。

Facebookで海外進出を成功させるポイント

最後に、Facebookで海外進出を成功させるポイントをご紹介します。

広告機能を活用する

海外進出を成功させるポイントを一つに絞ると、やはり広告機能を活用するという点です。

広告を活用することでブランドの認知度を上げ、WEBサイトの集客や新規顧客獲得など様々なゴールに近づけることができ、より上手く活用していくことが重要です。

前述した通り、Facebookでは海外進出をサポートしてくれる機能が多く備わっているため、最適な顧客獲得単価でいくつかの国や地域に広告を無理なく配信することができます。

それに加え、類似オーディエンスのような機能によってどの広告がどの国で効果を発揮するのか見出すためのインサイトを得ることができます。このように、Facebook広告を利用すれば海外向けマーケティングが初めてという方も安心して運用できます。

ぜひ広告機能をフルに活用し、ビジネスをよりグローバルに広げていきましょう。

おわりに

今回の記事では、海外向けにFacebookを活用するポイントや具体的な機能について解説しました。

Facebookには、今回ご紹介したような海外進出支援の機能がたくさん実装されているため、ぜひフルに活用していただければと思います。また、Facebookを利用して、今よりもっとグローバルにビジネスを拡大させていきましょう。

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