海外で人気のインフルエンサーは?起用事例もご紹介
更新日:
インフルエンサーとは YouTubeやInstagramなどのSNSで、多くのフォロワーに影響を与える人物のことを指します。
そしてインフルエンサーという存在は、その影響力の高さゆえに国内外で無視できない存在となってきました。
今回はグローバルに活躍する海外で人気のインフルエンサーについてご紹介していきます。
海外で人気のインフルエンサートップ10
日本ではあまり馴染みがなくとも、海外で一流インフルエンサーとして活躍する方はたくさんいます。
今回は欧米・アジア問わず世界各地で活躍するインフルエンサーを10名、ご紹介します。
Cyprien
最初に紹介するのは、フランスのニース出身の男性インフルエンサー、Cyprienです。
彼はYouTubeに短編コメディアニメーションを投稿するアニメーターとして世界中で知られています。
YouTubeは字幕機能によって言語の切り替え設定が簡単にできるので、コメディのような全世界共通で楽しめるコンテンツは非常に多くの人から愛されます。
ちなみに、現在YouTubeのチャンネル登録者数はなんと1410万人です。(2021年5月30日時点)
彼は日本についての動画も過去にいくつか投稿していて、そのうちの1本は実際に日本で撮影されています。
気になった方は以下のチャンネルから視聴をおすすめします。
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/c/cyprien/featured
Huda Kattan
続いて紹介するのは、アメリカ・オクラマ州出身の女性インフルエンサー、Huda Kattanです。
彼女は当初、美容ブロガーとして高い人気を獲得していきました。その後、SNSの発信活動をしながら2013年に「HUDA BEAUTY」という化粧品ラインを立ち上げ、同ブランドは著名人が愛用したことで世界的に話題となりました。
現在のInstagramフォロワー数は驚異の4865万人と、世界中のファンから支持されていることが分かります。
インフルエンサーとして美容ビジネスを成功させた彼女は、人としても多くの人々から愛され、尊敬されているのでしょう。
Instagram:
Zoella
続いて紹介するのは、イギリスのインフルエンサーで最も人気を誇るZoellaです。
2007年にYouTubeでの動画投稿を始め、現在ではSNSでの発信活動だけでなく様々な事業に携わっています。
YouTubeのチャンネル登録者数は490万人で、おしゃれなVlogが若い女性を中心に大人気です。
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/user/MoreZoella/channels
Dan Middleton
続いて紹介するのは、同じくイギリス出身の男性インフルエンサー、Dan Middletonです。
彼は2011年からYouTubeにてゲーム実況の動画をメインに投稿を始めています。
そして現在のYouTubeの登録者数は、驚異の2520万人です。
今でも高頻度でYouTubeにゲーム実況動画を投稿していて、この点も多くのファンが支持する理由の一つです。
YouTubeチャンネル:https://youtube.com/c/DanTDM
Lauren Riihimaki
続いて紹介するのは、カナダ人の女性インフルエンサー、Lauren Riihimakiです。
彼女はフィンランド・ウクライナ系の父と日本人の母を持つ、日本にも縁のあるインフルエンサーです。
そんな彼女は、LaurDIYというYouTubeチャンネルで話題となり、DIYのエキスパートとして世界中で人気を誇っています。
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/c/LaurDIY/playlists
Lisa and Lena
続いて紹介するのは、ドイツのシュトゥットガルト出身の女性インフルエンサー、Lisa and Lenaです。
彼女らは友人同士ではなく、一卵性双生児なのです。
2人は2015年にMusical.lyという人気歌手の音楽にのせて口パク動画を撮影し、シェアできるサービスによって一躍人気となりました。
ちなみにこのMusical.lyは、2018年にTikTokと一つのアプリケーションに統合されました。
現在はInstagramやTikTokで世界的インフルエンサーとして、多くのフォロワーに支持されています。
Instagramアカウント:https://www.instagram.com/lisaandlena/?utm_source=ig_embed&ig_rid=5010022e-f6b8-4590-9181-2773dd616976
Franciny Ehlke
続いて紹介するのは、ブラジル人女性インフルエンサーのFranciny Ehlkeです。
彼女のInstagramに広がるカラフルでフォトジェニックな写真や動画は、誰もが魅了されること間違いありません。
Instagramだけではなく、YouTubeでも活躍しており、どちらも1000万人以上のユーザーにフォロー、チャンネル登録されています。
SNSでは様々な彼女の一面を見ることができ、自己プロデュース力の高さを感じさせます。
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCoTM-vvs2hnv2mCvzNJ5uXA
Instagramアカウント:https://www.instagram.com/francinyehlke/?hl=ja
Ria Ricis
続いて紹介するのは、インドネシア出身の女性インフルエンサー、Ria Ricisです。
まず驚くのがYouTubeのチャンネル登録者数と、Instagramのフォロワー数です。
どちらも2000万人越えと、日本国内では考えられない数字です。
そんな彼女のコンテンツジャンルは多岐に渡りますが、子供からも人気というのが数字を伸ばしている理由の一つです。
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UC4tS4Q_Cno5JVcIUXxQOOpA
Kristel Fulgar
続いて紹介するのは、フィリピンの代表的なインフルエンサー、Kristel Fulgarです。
彼女は8歳という若さでエンタメ業界の仕事を始め、フィリピン国内ではドラマ出演も果たしています。
YouTubeチャンネルでは歌声も披露しており、その甘い歌声が世界各地のファンを魅了しています。
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/c/KristelFulgar01/videos
Lele Pons
最後に紹介するのは、南米ベネズエラ出身の女性インフルエンサー、Lele Ponsです。
元々はTwitter社が開発した動画アプリVineや、Instagramでおもしろ動画を発信して話題となりました。
現在はYouTubeでも動画の投稿をしており、コメディ動画で人気を誇っています。
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCi9cDo6239RAzPpBZO9y5SA
インフルエンサー起用のポイント
インターネットを利用したマーケティング活動では、芸能人や著名人ではなくインフルエンサーを起用することが珍しくありません。
そもそも芸能人や著名人とインフルエンサーには、大きな違いがあります。
芸能人とインフルエンサーの違い
芸能人や著名人とインフルエンサーを比較したとき、1番の違いは活躍している現場です。
最近ではSNS発祥のインフルエンサーが地上波放送に出演することも多くなってきましたが、基本的に芸能人等が採用される地上波メディアに対し、インフルエンサーが活躍するのはSNSのようなインターネット上です。
そのため、インフルエンサーの起用を検討する際は、まず企業の実施するマーケティングがインフルエンサーの力を発揮できる場なのかどうか、考えなくてはなりません。
インフルエンサーの特性を理解する
インフルエンサーの特性は、次のような点が挙げられます。
訴求力の高さ
訴求力とは、消費者へのアピールの度合いであり、これが高いほど消費者に対し購買欲求を感じさせ羅れます。
インフルエンサーマーケティングを実施する場合、その対象はインフルエンサーのフォロワーとなります。
フォロワーはインフルエンサーに絶大な信頼や尊敬を抱いているため、単なる企業からのPRメッセージよりも、インフルエンサーから直接発信された情報の方が何倍も影響を受けます。
そのため、訴求力という面ではインフルエンサーを起用することで、より効果的にマーケティングを実施できます。
知名度・認知度の高さ
続いて知名度・認知度の高さです。これには条件があります。
例えば、普段テレビのようなマスメディアの利用が多い方にとっては、芸能人あるいは著名人の方が圧倒的に知名度があります。
ただ、普段テレビ等をあまり利用せず、SNS等のインターネットを積極的に利用するユーザーにとってはどうでしょうか。
彼らにとって、インフルエンサーは大変馴染み深い存在です。
やはり、消費者にとって知名度や認知度の高い人物がPR を行なった場合の方が、その商品に関する知名度・認知度も上昇させることができます。
インターネットを積極的に活用する層をターゲットにマーケティングを実施する場合は、インフルエンサーの起用を検討すると良いでしょう。
商品のターゲットを分析する
企業がインフルエンサーを起用する際は、商品のターゲットをしっかり分析する必要があります。
なぜなら、インフルエンサーの特性として支持されるフォロワー層が明確という点があるからです。
芸能人や著名人は比較的幅広い年齢層の男女から知られている場合が多いですが、インフルエンサーはフォロワーが年代や性別によってある程度カテゴライズされます。
そのため、企業側は売り出したい商品のターゲットを正確に分析することで、そのマーケティングに合ったインフルエンサーを起用し、効果的に売り上げを伸ばすことができるでしょう。
逆に商品のターゲットを分析しない限り、適切なインフルエンサーを起用することは難しく、効果的なマーケティングは行えません。
企業によるインフルエンサーの起用事例
最後に、企業によるインフルエンサーの起用事例をご紹介します。
株式会社サンリオ
株式会社サンリオは、インフルエンサーとの関連グッズを販売しました。
そしてタッグを組んだインフルエンサーは、なんと人間ではなく柴犬でした。
柴犬の「まる」は、現在Instagramのフォロワー数253.9万人を持つインフルエンサーです。
今回のサンリオデザインプロデュース商品は、柴犬「まる」のフォロワー層とサンリオの顧客層が一致していることによって生まれました。
結果、柴犬「まる」の特徴を活かした商品となり、消費者から大反響となりました。
Instagramアカウント:https://www.instagram.com/marutaro/?utm_source=ig_embed&ig_rid=ec1ef0e0-c4f7-4da1-9ee9-c9fbed32a785
エミレーツ航空
エミレーツ航空は、2017年にアメリカの人気YouTuber であるCasey Neistatに、ファーストクラスのチケットをプレゼントしました。
このマーケティングの目的は、Casey Neistatが実際にファーストクラスで過ごす様子を動画に撮影し、YouTubeに投稿することで生の声を視聴者に届けることです。
結果的に動画は現時点で5000万回以上再生されており、数多くのユーザーに認知度や影響を与えた事例です。
YouTube動画:https://www.youtube.com/watch?v=a7NJ6Gek9v4
おわりに
今回は海外で人気のインフルエンサーの紹介や、インフルエンサーの特性、そして企業の具体的な事例についてお伝えしました。
今後もインターネット上でのマーケティングが増えるにつれ、インフルエンサーの起用はますます増えていくでしょう。
起用の際は、しっかり企業コンセプトや商品についての分析を怠らず、しっかりとマッチしたインフルエンサーを見つけましょう。